ときたら、「呉服屋さんでお誂えしたくなる」にたどり着きました。
「眠っている着物をきる」をコンセプトに、洋服やバッグにしたり昔の着物を着たりしていたので、新品を誂えるつもりは毛頭なかったのですが、母も叔母も、アンティーク屋さんに持ち込んだ人も、みんな着ないのに誂えてるんだから私も一度くらいは・・・と、思ってしまうのが乙女ゴコロです。という言い訳です。
先日、それが仕立て上がりました。大島紬の訪問着です。

渋めの色なので長く着れそう。辻が花も梅も桜も稲穂もはいってるので、袷の季節はずっと着れます。
そして、

こちらは泥染めの大島紬。
いっぺんに2着やっちまったと見せかけて、実はこれ、リバーシブルなんです。
無双というらしい。なんか強そう。
裏生地を使う代わりに、アンティークで買っておいたけど汚れがあって着るのも洋服にするのも諦めかけていた泥染めの大島さんを、洗い張りして両面仕立てにしてもらうことに。B面は「眠っていた着物」なので一応、コンセプトからはズレてないということで。
左と右を変えたり、裏を表にしたり・・・と何回も仕立て直せるようになっているのが着物のいいところだそうです。
仕上がってきたものをみてびっくり。さすがプロ技。
洗い張りするとこんなに綺麗になるのかと思いました。けっこう汚れていたので諦めかけていたのだけれど、A面もB面も無事着れるようになりました。
自分で着て直してると着付けとの兼ね合いでちょうどいいサイズがだんだんわかってきました。呉服屋さんの採寸だと身長から割り出されてしまうのですが、そこは師匠の経験と知恵でディレクションしてもらい、なんとも着付けがしやすいです。初めての着物なのに生意気ねーと言われながらも大満足。
先週、何回か着て出かけることができました。

椿山荘の庭園ではもう蛍がみれましたよ。
だけど、6月からは単衣の季節だそうで、10月までこの着物はお休みです。1週間しか着れなかった。。。
3月ごろから急速にハマった着物一学期が終わりました。
自分でもびっくりするくらい着物にも和裁にもはまりましたが、まだまだ奥は深そうです。
そして、もうこれ以上増やしちゃダメと思っているものの、単衣や夏用の着物も必要ねと、言ってくるもうひとりの自分と戦い中。

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