2013年09月08日

帯と革のコンビバッグ

呉服屋さんの倉庫の中で眠っていたというアンティークの帯地をいただきました。
帯は解いてあって、一部カットされてあったので、帯として再生するつもりだったわけではないだろうし、アンティーク着物屋さんではないので、この状態の帯を販売することはなさそうだし、いったいこの帯に何があったのか?・・・は、わかりませんが、縁あって私のもとに来たので、蘇らせることにしました。

363帯と革バッグ01.jpg

なかなか手に入らない柄なので、何を作ろうかドキドキわくわく。

363帯と革バッグ03.jpg

裏の絹糸もびっしり&スベスベの肌触り。
花の色と同じの、赤、青、オレンジ、紫のどれかの革と組み合わせることにしました。赤の薄手の牛革がちょうどあったので採用。

363帯と革バッグ04.jpg

裏地は、紺にしました。内ポケットも忘れずに。

363帯と革バッグ06.jpg

平たく伸ばすと、こういうバッグです。

363帯と革バッグ08.jpg

片面を帯にして、片面を革にした帯と革のコンビくち折れバッグです。
シンプルな洋服のときにも。

363帯と革バッグ09.jpg

バッグの入口部分にスナップ付きのデザイン金具をつけると、少しレトロ感が出ました。

363帯と革バッグ10.jpg

363帯と革バッグ11.jpg

バッグを折る向きを変えると、帯の方がフタになるわけです。

363帯と革バッグ07.jpg

着物のときは、ストラップを外して、クラッチバッグになりますよ。

363帯と革バッグ05.jpg

バッグを作ることよりも、ストラップをつくるほうが大変なんです。
それほど大きい革じゃなかったので、金具でつないで、そういうデザインということにしました。
基本的には端ミシンだけれど、余分の革がないので、絶対に失敗できない。返し縫いはミシンでせずに、細い針を使って出だしと終わりは手縫いでしっかり返し縫いしました。針を5本くらい折りましたよ。

眠っていたものを自分の手で蘇らせる喜び、頭の中のものが形になるのがとっても楽しいです。
最近は、型紙をばっちり作らずに、直感で作ることが多くなってきました。革も帯も、同じものを手に入れられることはまずないので、すべて偶然に出来る1点もの。

ま、プリンターが壊れて買い換えてないから型紙を印刷できないだけという話もあったりなかったり・・・。


にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
読んでくれてありがとう。



posted by atsu at 14:48| Comment(2) | ハンドメイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前知り合いにクラッチバッグをオーダーした時に同じようにショルダー対応出来るようにストラップをつけてもらったら案外工賃かかっていました。手間かかるんですね。

ちなみに当時(まぁ今もですが)カモ柄がマイブームだったのでカモ柄×ブルーのレザーの2面仕様で作ってもらいました。アンティーク着物もいいですね。
落ち着いた柄ならメンズ用クラッチもいけるかも?唐草とか市松とか。
Posted by 雪だるま at 2015年06月28日 10:28
雪だるまさん

そうなんです、ストラップやもち手を作るのがいつも手間かかってしまいます。でもそこがデザインのポイントになったりするので、工賃がかかるのわかります!
このクラッチはたくさんつくって、ドイツのフリーマーケットに参戦しようという壮大な計画があります。いつになるかわからないけど。
Posted by atsu at 2015年06月29日 12:55
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

blogram投票ボタン
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。